一瞬で凍る水は過冷却現象によって引き起こされます。
夏休みの自由研究で実験された方も多い事でしょう。
まずは、一瞬で氷る水の作り方から。
一瞬で凍る水の作り方
- ステンレス製のボウルの中に氷を入れます。
- その中に水を入れたコップを入れます。
- コップの中に温度計を入れます。
- 氷に塩を振って氷の温度を下げます。
- 温度計が0度を指したら温度計をコップから抜きます。
- コップを持ち上げて軽く振ると一瞬で水が凍っていく状態を確認できます。
これは過冷却現象。
本来水が凍る0度なのに液体の状態を維持している場合、
水にショックを与える事によって固体化を促す方法です。
同じ原理でペットボトルに入ったコーラを一瞬で凍らす事が出来ます。
一瞬で凍るコーラの作り方(コーラシャーベット)
- ペットボトルのコーラを軽く振ります。
- 一時間ほどコーラを冷凍庫の中で冷やします。
- 冷凍庫からコーラを取り出します。
- ペットボトルのキャップを回します。
- 上手く出来ていればコーラがシャーベット状に変化する様子が見られます。
コーラなどの炭酸飲料は冷凍庫でも凍り難い液体。
でも、長い間冷凍庫に入れておくと最終的には凍ります。
水と同様に過冷却状態であれば、
ペットボトルのキャップを開けた時のショックで
コーラがシャーベット状に変化して行きます。
実験がてらに事務所の冷凍庫の中でペットボトルのコーラを何度も冷やしました。
結果的に水に比べるとコーラの方が過冷却現象の成功率が高いと思います。
ポンとコーラを冷凍庫の中に放り込んで40分後にコーラが凍ってなければチャンス。
コーラのフタを開けるとコーラが一瞬でシャーベット状に変化していく様子が観察出来ます。今年のような猛暑の中ではキンキンに冷えたコーラよりも、
コーラシャーベットの方がより美味しく感じます。
冷凍庫の能力などで冷却時間は一定では無いので、
ご自宅の冷凍庫で時間を調整してみては如何でしょう。
また、コーラがシャーベット状になる際、
シャーベットがペットボトルから吹き出しますからご注意ください。
小学生の諸君!夏休みの自由研究の実験にすれば、
普段買ってくれないコーラが失敗が多いほど、
コーラがたくさん飲めちゃうという大きなメリットもあります(笑)。
最後までご高覧頂きまして有難うございました。
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