生でニンニクを食べた後、
- 胃がもたれた
- 胃が痛い
- 下痢になった
- 喉が痛い
などの症状を引き起こす事があります。
これはニンニクの主要成分である『アリシン』の影響です。
アリシンは殺菌効果が強く胃の中の悪玉菌を殺してくれる有益な物質ですが、
胃の弱い方にとっては刺激が強すぎる為です。
結果的に胃の粘膜を荒らしてしまうために引き起こされる症状です。
アリシンの刺激は胃だけでは無く、喉・食道・腸へも影響をもたらします。
なので、喉の痛みや胸焼けや下痢などの症状も引き起きします。
写真のようにワイルドにニンニクを生で食べると後で厄介な事になります。
ニンニクに慣れていない方は特に気をつけましょう。
さて、このように書いてしまうと、
ニンニクは体に害のある怖い食物のように感じられますが、
ニンニクに含まれる物質には以下の効果があります。
ニンニクニ含まれるパワー要素一覧
アリシン
- コレステロール値を下げる作用がある
- 血栓をできにくくしたり、できてしまった血栓を溶かす
- 抗酸化作用に期待出来る
- 脳の老化を防止する
- 悪玉コレステロールを減らす
- 血液を固まりにくくする
- 強い殺菌・抗菌作用がある
- 抹消血管を広げ、新陳代謝を高めて血液循環をよくする
- ビタミンB1の吸収を助ける
スコルジニン
- 血圧を下げる
セレン
- 免疫力を高める
カリウム
- ナトリウムを排泄し、血圧を下げる
S-アリルシステイン
- 動脈硬化の予防
アホエン
- 血栓の予防と改善
ジアリルジスルフィド
- 解毒酵素の働きを高める
- 活性酸素を除去する抗酸化作用
と適量の摂取で様々な効果を得る事が出来ます。
ただし、体に良いからと一度に大量摂取は避け、
毎日少しずつお料理などに使えば効果的です。
ニンニクは1日1欠片が理想的だと言われています。
生ではなく火を通すこともお忘れなく。
生ニンニクをパワーアップさせると黒ニンニク
生ニンニクを一定の温度で発酵させると黒ニンニクになります。
ニンニクは発酵させるとパワーが飛躍的にアップします。
なので、黒ニンニクは元気回復源として注目されています。
また黒ニンニクは生ニンニクのような臭いがありません。
いつでも食べる事が出来るのも人気の秘密です。
黒ニンニクは普通にスーパーでも販売されています。
スーパーでの販売価格は230円ほど。
生ニンニクと比べると間違いなく高価ですが、
それほど値段が高いとも思いませんでした。
最も気になっていた黒ニンニクの味。
一言で言ってしまうと美味しくは無いです。
私は料理に入れるなんてとんでもないと思う程、
美味しくはありません。
黒ニンニクはお薬のつもりで食前に1欠片頂くのがベターかと(笑)。
ニンニクの臭に対する対策
どんなに健康に良くてもニンニク特有の臭いが気になります。
ニンニクの臭いを消す方法については、
で詳しくご紹介していますので、そちらのページをご参考にして下さい。
最後までご高覧頂きまして有難うございました。