2015年6月1日放送、月曜から夜ふかし
「元も子もない事を調査委してみた件」
で興味深いサービスがあったのでご紹介。
お遍路の代行サービス
八十八満願堂(http://88mangando.com/index.html)
依頼主に代わりお遍路さん巡りをしてくれるのが四国八十八箇所巡礼サービス満願堂さん。
そもそも、四国八十八箇所巡礼とは、
1,100kmもの距離を50日以上かけて巡礼するという過酷な修業なのです。
車で移動したとしても10日以上の日数を必要とします。
道中何が起こるか分からない高齢者や手足の不自由な人にとって
おいそれとは行けない巡礼なのです。
知人が連れて行くとしても荷が重いお願いですね。
なので、第三者が身代わりとして四国八十八箇所巡礼を行う
『代参』と呼ばれる事は昔からあったそうです。
代参は、かつて親族や親しい人が代わりに巡礼していたそうですが、
21世紀は世知辛い世の中。
自分の代わりに四国八十八箇所巡礼を頼める人が居ない人が多いのが実情。
そう言った方の為の巡礼サービス。
費用は40万円~50万円必要ですが、
納経帳が完成するまで50日もの日数を必要とします。
食事代や宿代、更に日当を考慮するとぼったくりとも思えません。
巡礼は自分の足で歩くのが基本です。
この件についてネットでも賛否両論ありました。
しかし、否定論を書く方の年齢は、
まだまだ動ける世代なのだと見受けられます。
自分で歩くことがままならない高齢者の立場になって考えれば、
自分で歩いて行きたい。
でも、体は言う事を聞かない。
でも、死ぬ前にお遍路さんしてみたい。その気持ちは、
「手術をするからホームランを打って!」
っとベイブルースに願った少年と願った少年と同じなのでは無いのでしょうか?。
何もかもお金で解決する姿勢は好きではありません。
しかし、自分のお金で人生最後のお願いともなれば話は別だとも思ってしまうんですよね。
齢70歳を超えると、男女問わず多かれ少なかれ自らの死期を意識するようになるそうです。
「後、何回桜が見られるかな?。」
春にはそんな思いが頭を過ったりも。
お遍路さんへの想いがあるのなら。
自分の体が動かないのなら。
自分の思うがままにサービスを利用する方が本人にとって幸せなんじゃ無いのかな?。
死期を意識した人たちの願いは誰にも否定出来ないと思うのですが、
皆さんはどうお考えになりますか?。
本当は家族と一緒に巡礼の旅を楽しむのが一番なのでしょうけどね(笑)。