海で育った私にとってワタリガニ釣りは生活の一部でした。
夕暮れに海へ出かけて行き、
バケツ一杯ワタリガニを捕まえて帰る日々は秋の我が家の風物詩。
毎日カニを食べさせられた親にとっては何かの罰ゲームだったのかも知れません。
そんな、ワタリガニも今となっては高級食材のひとつ。
ある筋の情報によると、ワタリガニが釣れる場所もまだあるそうです。
今回は、私が小学生の時に釣っていたワタリガニの仕掛けをご紹介します。
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ワタリガニ釣りの仕掛けの材料
- 棒(竹でも何でもオッケー)
- 紐(タコ糸のようなもの)
- 魚の頭(何でもオッケー) or 鶏肉
- 使い古しのストッキング or みかんの入っていたネット
- 網
- バケツ or クーラーボックス
- 懐中電灯
ワタリガニの釣り方
- ワタリガニ出没地点を事前に調査します。(コレが一番難しいですが…。)
- 夕方、ワタリガニのいそうなポイントへ出かけます(昼間でも釣れる可能性はありますが、日が暮れてから浅瀬にカニは上がってきます。)
- ストッキングに魚の頭や鶏肉を入れて紐に縛り付けます。
- 紐の逆側を棒に縛り付けます。
- 海を懐中電灯で照らして、カニが見えている場合はカニの目の前に餌を垂らします。
- 餌にカニがハサミをかけたら、ゆっくりと紐を引き上げカニを網ですくいます。
- バケツにカニを入れたら捕獲完了です。
- ※カニが見えない場合は、岩場の隙間などに餌を垂らしてしばらく待つと、隙間からカニが出てきます。しかし、海を見て回ってカニを見つける方が効率的です。
注意事項(必ず読んで下さい)
以前はカニ釣りも自由に出来ましたが、
最近は漁協などの厳しい規制もあります。
アワビやサザエなどの密猟者と間違われないよう注意が必要です。
間違われたら相当面倒な事になるようです。
なので、カニ情報が得られても即時実行は避けた方が良いでしょう。
これらの理由から地元の漁師さん達と友達になっておくと非常に便利です。
小学生の頃、当たり前のように夜の海で遊んでいたのが私たちの世代ですが、
小学生低学年の頃に2回ほど海で溺れて死にかけた怖い経験もあります。
昔の子供はそんな経験をしながら海の恐ろしさを知るのですが、
現代の子どもたちはその機会に全く恵まれていません。
なので昼間の海でさえも子供たちには超危険地帯なのです。
それを肝に銘じてワタリガニ釣りへお出かけ下さい。
最後までご高覧頂きまして有難うございました。