暑い夏も過ぎ去り、そろそろ鈴虫の音色が聞こえ始める今日この頃。
知り合いから鈴虫を譲り受けた方も多いのでは無いでしょうか?。
斯く言う我が家も、毎年鈴虫を頂いては飼育していました。
今回は、鈴虫の飼育方法をご紹介します。
鈴虫の飼育に必要なモノ
飼育ケース・水槽など
鈴虫を飼育するケースが必要です。使っていない水槽などでも使えます。ただし、フタをしないと鈴虫が逃げてしまいますのでフタは必ず用意してください。2~3匹でしたら、梅干瓶などの大きいビンのフタに空気穴を開けて代用することも出来ます。(私の子供の頃は、飼育ケースが高価でしたので梅干瓶の中で鈴虫を飼育していました。)
飼育マット・土など
都会の方ならば、ホームセンターなどで販売されている飼育マット。鈴虫が近くで生息している地域の方ならば、鈴虫の住んでいる場所の土が必要です。上手に育てると卵を産んで来年も鈴虫の音色を楽しむ事が出来ます。
炭・木・流木など鈴虫が止まれるモノ
炭や乾燥した木、流木など鈴虫が止まれるモノも準備しましょう。
お茶碗や植木鉢(割れていても可)
お茶碗や植木鉢を半分飼育マットや土に埋めてあげて、鈴虫の隠れ家を準備しましょう。割れたお茶碗などならば、置いただけで隠れ家になります。
串・棒・竹など
鈴虫の餌になるナスやきゅうりなどをそのまま土の上に置くと、カビの原因になります。餌は串や棒などに突き刺して土に立てます。イメージとしては、バーベキューを地面に突き刺したような状態です。
霧吹き(飼育マットや土が乾いた時に必要です)
鈴虫は多少湿気た場所を好みます。マットや土が乾かないように定期的に霧吹きを掛けてあげます。
鈴虫の飼育に関する注意事項
- 餌は毎日交換します
- 直射日光の当たる場所に飼育ケースを置かないで下さい
- 餌は必ず串などに刺します
- 茄子やキューリには農薬が付いている可能せがあります。水でしっかり洗います
- 鈴虫に触らないで下さい
- 土が乾かないように霧吹きなどを使って水分を与えます
- かつお節や煮干を与えると、共食いを防ぐ効果があります
鈴虫が卵を産んだら?
- 鈴虫の卵を確認しても、成虫が死んでしまうまでそのまま飼育します
- 成虫が居なくなったら、飼育ケースの中のゴミや死骸を掃除します
- 霧吹きで土やマットに水分を与えます
- 卵を確認してから2ヶ月間は土やマットが乾燥しないように気をつけます
- 2ヶ月目以降は逆に乾燥させます(寒い場所でも大丈夫です)
- 3月中旬になると暖かい場所に飼育ケースを移動して、土やマットにしっかりと水分を与えます
- 土やマットが乾燥しないように定期的に霧吹きで水分を与えます
- 上手く行けば6月頃から鈴虫の赤ちゃんが卵からかえります
- 鈴虫の数が多くなったら、別の飼育ケースを作ってあげましょう
2年目以降の対処
毎年鈴虫を増やして行く場合、定期的に別の場所の鈴虫を飼育ケースに入れる必要性があります。2年目以降は、別の場所で育った鈴虫を入れてあげてください。
ちなみに私の場合、飼育ケースのフタを少し開けて、割り箸あ木の棒などで外の鈴虫が入って来れるようにしていました。飼育ケースの中の鈴虫の鳴き声に触発されて野生の鈴虫が入っ来ます。この方法は、昔々鈴虫が沢山いた頃の方法なので、現在は鈴虫仲間同士でトレードするのが一般的でしょう。